この記事の結論

  • 一般型は、自社の仕事に合わせた設備・システムで、省力化を進めるための制度です。
  • 機械を選ぶ前に、いまの作業を「時間×回数×人数」で記録します。
  • 導入後に減る時間と、その時間を何に使うかをセットで考えます。

「機械を買う」から「仕事をどう変えるか」へ

包装機を入れたい店を例にします。 説明したいのは機械の性能だけではなく、いま誰が何分かけて包装し、導入するとどう変わるかです。 自社の現場に合わせて考える一般型と、登録製品から選ぶカタログ注文型は別の仕組みです。 最初に公式サイト ↗で、検討している型を確認します。

梱包作業の時間を測り、手順を記録している二人
機械を選ぶ前に、いまの作業にかかる時間を実際に測ってみます。

1日の作業を、同じ単位で比べる

次は計算方法を示す架空の例です。実際の申請では自社の記録を使います。

  • 導入前:包装1回15分×1日8回×1人=延べ120分。
  • 導入後の見込み:包装1回5分×1日8回×1人=延べ40分。
  • 差:1日80分。この時間を受注対応や商品づくりへ回す計画を考える。

作業人数が変わる場合は、人数も掛けて比べます。 ここでの「80分」は計算例で、制度上の省力化効果の判定を示すものではありません。

数日分の実測と、メーカーの説明を分ける

忙しい日と落ち着いた日を含め、作業時間・回数・人数を記録します。 メーカーのカタログ値は参考情報です。自社と同じ材料や数量で使えるかを確認します。 操作を覚える時間、清掃、保守、前後の工程も含めて、導入後の見込みを考えます。

見積は本体以外も分ける

設置、工事、データ移行、周辺設備、保守などを分けて見積を取ります。 何が補助対象かは、一般型の公募要領(=募集のルールをまとめた公式資料)で確認します。 2026年10月時点では、通常の補助上限は従業員数により750万〜8,000万円です。 補助率(=補助される割合)や賃上げの条件も、自社の区分で照合してください。

お金と担当者の準備も必要

補助金は後払いです。入金まで全額を先に払う立て替え(=補助金が入る前の支払い)の資金を確認します。 誰が導入を進め、誰が日々の操作をするか、売上や利益の計画をどう説明するかも決めます。 代表者への口頭審査が行われる場合に備え、数字の出どころを説明できるようにします。

次にすること

いちばん時間がかかる作業を一つ選び、今日の時間・回数・人数を記録します。 省力化の制度ページでは、モラエタで整理できる計画と必要な準備を確認できます。

よくある質問

古い機械を新しくすれば対象ですか

買い替えるだけで判断せず、省力化につながる取組と一般型の要件を確認します。導入前後の作業を説明できる資料を用意してください。

導入後の時間は、まだ測れません

試運転やメーカーへの確認などを根拠に見積もり、「見込み」と明記します。実測した数字と混ぜないようにします。

空いた時間はどう説明しますか

受注対応、品質確認、新商品の製造など、誰がどの仕事へ回るかを具体的に書きます。時間が減ることだけで終わらせないようにします。