この記事の結論

  • 不採択の場合、その申請に対する補助金は出ません。すでに頼んだ有料サービスなどの費用は別に確認します。
  • 不採択の理由を推測で決めず、提出した版と審査項目を見比べます。
  • 再申請する場合は、次の回の条件・書類・日程を確認して準備し直します。

まず、通知と提出した版を残す

結果の通知、申請番号、送信した計画、添付書類、見積を同じ場所へ保存します。 手元の下書きではなく、実際に提出した内容を使って振り返ります。 個別の不採択理由や点数の開示の扱いは公式案内で確認します。持続化補助金では個別の理由への回答は行われません。

店主と相談相手が、計画のメモを一緒に確認している
相談には、いまの状況と聞きたいことのメモを持っていきましょう。

準備に使った費用は、契約を確認する

不採択だから、すべての支出が無料になるわけではありません。 有料の相談、制作、調査などを頼んでいた場合は、契約や利用条件を見ます。 持続化補助金では、交付決定(=発注を始められる正式な通知)より前に契約した対象経費は、補助の対象外です。 採択を見込んで先に買うことは避けましょう。

提出した計画を、4つの質問で読む

  • 自社の状況:困りごとを裏付ける記録があるか。
  • 方針と目標:誰へ何を届け、数字をどう計算したかが分かるか。
  • 今回の取組:買うものだけでなく、その使い方と担当者まであるか。
  • 費用:計画と見積の内容が合い、内訳を説明できるか。

足りない箇所を見つけても、「これが不採択の理由だ」と断定せず、次の計画の改善点として扱います。

窓口へ相談するときの聞き方

「提出した計画を見直したいです。困りごとの根拠と、取組から売上につながる説明で、弱い部分を相談できますか。」 採択を決めた理由を聞くのではなく、計画の説明をどう良くするかを相談します。 審査の4つの観点も手元へ置くと、話を整理しやすくなります。

次の回に、そのまま出し直す前に

同じ取組を検討する場合も、日程、条件、様式、見積の有効期限を見直します。 様式4(=商工会・商工会議所の支援計画書)など、回ごとに準備する書類も確認します。 先に実施した費用を、後の回で対象にできるとは考えないようにします。 やりたいことが制度の目的と合わなければ、制度一覧から別の選択肢も検討できます。

次にすること

提出した計画から、根拠のない説明を一つ選び、必要な記録を集めます。 不採択の経験だけで自社の事業全体を否定せず、直せる部分を具体的な作業に分けましょう。

よくある質問

不採択だと、次の回も申請できませんか

不採択だけを理由に諦める必要はありません。次の回の対象条件、実施時期、過去の採択・報告の扱いを確認します。

同じ文章を使えますか

使える材料はありますが、古い条件や数字を残さず、今回の様式に合わせて見直します。説明不足の箇所も修正します。

AIで採点し直せば、理由が分かりますか

AIの採点は公式の理由や点数ではありません。根拠や説明の抜けを探すために使ってください。