この記事の結論

  • 先に防ぎたいのは、発注する時期の間違いと、必須書類の依頼遅れです。
  • 計画は「買うもの」だけでなく、必要な理由・使い方・目標の根拠まで説明します。
  • 10項目を順に確認し、当てはまる箇所の依頼・資料確認・修正から進めます。
書類とパソコンを見比べながら、確認した内容をチェックする人
書かれた内容を、元の資料と一つずつ見比べます。

発注と費用でつまずく4つの場面

1. 採択されたので、すぐ業者に発注した

持続化補助金では、交付決定(=発注を始めてよいという正式な通知)の前の発注・契約・支払いは対象外です。 対処:届いた通知の名前と日付を確認します。採択と交付決定の違いで見分けられます。

2. 必要な買い物なら、すべて対象だと思った

パソコン、普段の仕入れ、家賃などには対象外の規定があります。 対処:品名だけでなく、仕様と用途を確認し、見積を対象・対象外に分けます。使える費用を見てください。

3. 見積書に「一式」としか書いていない

何をいくつ作り、どの作業にいくら掛かるかが分かりません。 対処:制作・印刷・設置などの内訳を頼みます。見積の依頼文を参考にしてください。

4. 請求書だけ残して、支払いの記録がない

注文・納品・支払いがつながらないと、費用を確認できません。 対処:取引ごとに書類と完成品・写真を保管します。採択後の記録を確認しましょう。

計画でつまずく3つの場面

5. 「ホームページを作る」で説明が終わった

何を誰へ伝え、その後どのように注文を受けるかが分かりません。 対処:困りごと、取組、成果の確かめ方を一つの流れにします。計画書の考え方に例があります。

6. 売上を増やす目標だけで、計算がない

「売上3倍」だけでは、実現できる理由を説明できません。 対処:客数・単価・回数で計算し、使った数字を実績と仮定に分けます。審査の観点を見てください。

7. AIの文章を確認せず使った

読みやすくても、自社と違う商品・数字・実績が入る場合があります。 対処:元の回答と資料を見比べ、自分で説明できる内容へ直します。下書きの確認方法に手順があります。

期限と準備でつまずく2つの場面

8. 申請締切の日に、様式4を頼み始めた

様式4(=商工会・商工会議所が発行する支援計画書)には、先に来る受付締切があります。 対処:第20回は2026年12月4日が様式4、12月15日17時が申請締切です。依頼の手順を見て予約します。

9. IDは持っているが、ログインできない

種類がエントリーだったり、本人認証の端末が使えなかったりする場合があります。 対処:GビズID(=国の電子申請用アカウント)のプライムで、早めにログインを確認します。IDの準備を見てください。

申請条件でつまずく場面

10. 上限を増やしたくて、条件を読まずに特例を選んだ

特例(=条件付きで上限などが変わる仕組み)には、証明と実施後の達成要件があります。 対処:加点(=条件を満たすと審査で評価される項目)との違いも確認し、過去の条件ではなく今回の資料で照合します。 特例・加点の確認から、必要な根拠を整理してください。

次にすること

自分に当てはまる項目を一つ選び、誰へ何を確認するかをメモします。 すでに発注した、必須書類が間に合わないなどの場合は、取り繕わず、事実と日付を窓口へ伝えて確認します。

よくある質問

見積の金額が変わったら、申請を諦めるしかありませんか

まず変更内容と理由を整理し、必要な手続きを事務局へ確認します。変更してよいと決めつけず、発注前に相談します。

様式4の依頼締切を過ぎたらどうしますか

第20回は締切後の発行依頼ができません。今回の必須書類の状況を窓口へ確認し、次の回を検討する場合も計画の材料を残します。

全部を一日で確認しなければいけませんか

まず期限と発注の状況を確認し、その後に書類・数字・説明を進めます。優先度を分けると、いま必要な作業が分かります。