架空の事業者と架空の数字です。そのまま写さず、ご自身の事業の事実と数字に置きかえてください。[ ]の部分には、実際の統計などの数字と出典を書きます。実際の申請では各欄に最大4,000字まで書けます(下の字数は目安)。

架空の事業者のプロフィール

事業者商店街の文具・雑貨店(架空・店主と家族1人・創業32年)
業種小売店
補助事業で行う事業名地元作家の雑貨コーナー新設でギフト需要を開く(22字)
経費と補助金経費 560,000円 → 補助金 373,333円(補助率2/3・上限50万円)

様式2・様式3の記入例

様式2 ①企業概要

145字(目安 800字)

当店は商店街で創業32年の文具・雑貨店である。売場は約20坪で、売上は事務用文具が約50%、学用品が約30%、雑貨が約20%。顧客は近隣の高齢者と、小中学生の保護者が中心で、月の来店は延べ約1,100人。学校向けの納品も一部あるが、ネット通販の普及で文具の売上は5年前より約2割減っている。

様式2 ②顧客ニーズと市場の動向

180字(目安 800字)

商店街では空き店舗が増える一方、週末に開かれる朝市には若い家族連れが訪れる。来店客への聞き取り(2026年6月・35名)では、「ちょっとした贈り物を近くで買える店がない」が17名、「地元の作家の物があれば買いたい」が11名だった。市内には手づくり雑貨の作家が複数いるが、常設で販売できる場所は少ない。[商圏の人口動態やギフト需要に関する統計の数字と出典を書く]

様式2 ③自社や自社の提供する商品・サービスの強み

145字(目安 800字)

強みは、32年の営業で築いた近隣との信頼と、文具の品ぞろえの相談に乗れる接客である。学校の先生や保護者からの紹介で来店する人が多く、口コミサイトの評価は4.5(41件)。弱みは、文具の売上がネット通販に流れていること、売場が従来の棚割りのままで「贈り物を選ぶ」売場になっていないことである。

様式2 ④経営方針・目標と今後のプラン

197字(目安 1,000字)

3年後に売上高を現在の約1,900万円から約2,200万円にし、雑貨の構成比を20%から35%へ高めることを目標とする。方針は、文具店の信頼を土台に「地元のものを贈る店」という新しい役割を加えることである。1年目は地元作家の常設コーナーを作り、ギフト包装と朝市への出店で知ってもらう。2年目は季節のギフト企画を定例化し、3年目は学校・企業の記念品需要に広げる。文具の品ぞろえは縮小せず維持する。

様式3 補助事業で行う事業名

22字(目安 30字)

地元作家の雑貨コーナー新設でギフト需要を開く

様式3 販路開拓等(生産性向上)の取組内容

381字(目安 1,500字)

何を:売場の一角に地元作家の雑貨を常設で販売するコーナー(約4坪)を新設し、ギフト包装を始める。

誰に:近隣で贈り物を探す30〜40代の家族と、朝市に訪れる来街者。

どうやって:①什器と照明を導入し、作家ごとの紹介カードを置く。②ギフトカタログを作り、近隣へDMで案内する。③週末の朝市に出店し、コーナーの存在を知らせる。

新しさ:文具中心の売場に「地元の作家の物を選んで贈る」場をつくり、ネット通販では得にくい選ぶ体験を提供する。

デジタル活用:作家ごとの販売数を売上管理に記録し、品ぞろえの見直しに使う。

スケジュール:交付決定後1か月で什器の設置と作家との委託契約、2か月目にコーナー開設とDM発送、3か月目から朝市出店、6か月目に売上と客層を集計する。

買ったものの使い続け方:什器と照明は事業終了後も季節企画の売場として使い、カタログは年1回更新する。

様式3 補助事業の効果

216字(目安 800字)

雑貨コーナーの売上は「月の購入客数×客単価」で見込む。DM1,500通と朝市出店で月70名の購入を見込み、客単価2,500円×70名×12か月=約210万円の売上増。委託販売の利益率は約35%で、売上総利益は年間約73万円増える見込み。あわせて文具の購入につながる来店も見込み、来店客数は月1,100人から1,250人を目標とする。購入客数と客単価はレジ記録で毎月確認し、70名に届かない月は作家の入れ替えと朝市の出店回数を見直す。

経費と補助金額(様式3のイメージ)

経費区分内容金額(税抜)
機械装置等費雑貨コーナーの什器・照明320,000円
広報費ギフトカタログ・DM180,000円
展示会等出展費週末朝市への出店料・備品60,000円
経費の合計560,000円
補助金額の計算例(補助率2/3・上限500,000円)373,333円

ウェブサイト関連費の補助金交付申請額は300,000円が上限で、単独では申請できません。補助金は後払いのため、経費はいったん全額を支払います。実際の交付額は審査と実績報告で決まります。

この例のポイント

  • 売上減の原因(ネット通販)を認めたうえで、文具店の信頼を土台にした新しい役割を書いている
  • 委託販売の利益率を使い、売上だけでなく売上総利益の増加を見込んでいる
  • 地域の作家や朝市と組む内容で、地域資源の活用を具体的に示している

小売店で気をつけたいこと

  • 仕入れる商品そのもの(販売用の雑貨)の代金は補助対象にならない。什器・広報・出店の費用に限る
  • 店舗の全面改装は対象外になりやすい。販路開拓に直結するコーナーの範囲に絞る
  • 展示会等出展費は出展料や備品が中心で、自店の売上に直結しない交流会は対象になりにくい

よくある質問

仕入れた雑貨の代金も経費に入れられますか

入れられません。販売する商品の仕入れは対象外です。什器・照明・カタログ・出店料のように、売る場や知らせる手段にかかる費用で組み立てます。

作家との契約はどう書きますか

委託販売か買取かを決め、計画書には販売の仕組み(手数料率・納品の頻度)を1〜2行で書きます。契約書は申請時の添付ではありませんが、実績報告で売上の根拠になります。

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